期待されるPTAに

日P京都大会へ向う相模原市Pの皆さん
日P京都大会へ向う相模原市Pの皆さん

「輝け、大人の背中」

 はやいもので、24年度の県PTAの活動も半分を越えてきました。神奈川県単位でのPTA活動は、やはり、各単位PTAの活動と比較すると学校現場や子どもたちと接する機会が、極端に減っていきます。

 その分、私たち県PTAの機能として、県単位で行うべき行政との連携、500校を超える県内の学校におけるPTA活動の成功事例の共有や、25万会員の方々の声を活動に反映させる工夫などが私たちの責務であると、改めて折り返し地点を迎えた時期に認識を強くするところです。

 そしてそのような活動を通して、県内各地のPTA会員の皆様の「大人の背中」がピカピカと輝く、そんな一助となる活動に為るべく邁進します。

 

「ご意見・ヒント・感謝」

 24年度の活動が始まる頃に、23年度の会員の方から会議のやり方や事業のもち方について、ご意見を頂く機会がありました。実は、同じようなご意見を出身母体である相模原でも頂いたことがありました。会議の効率化・事業や活動がよくわからない(見えない)など本当に貴重なご意見でした。

 県単位でのPTA活動の必要性は、よくよく説明をすれば、きっと誰もが理解をしてくださる事だと思います。しかし、一方で、形骸化してしまっていたり、見直しが必要である事も、長い年月の中で発生してきます。

 24年度県PTAが船出をしたときに抱いた具体的な思い、「会議の効率化」や「県PTA活動の見える化」等々がどこまで進んだのかしっかりと振り返っていきたいと思います。

進化論ではありませんが、時代時代に適格に変容し続けることが、期待され続ける県単位でのPTA活動には必要だと、改めて強く感じます。

 そして、それは取りも直さず、会員の皆様からの貴重なご意見やアドバイスがヒントとなって進むことであり、今年卒業を迎えられる会員の皆様をはじめ、25万会員の皆様には、日々のご支援やアドバイスに対して感謝を申し上げるばかりです。ありがとうございます。

 

「先生の悪口を言わない!」

 昨年12月に、校長会の皆様と意見交換を行う機会がありました。毎年恒例で行われているのですが、今年も現状の学校現場の奮闘ぶりや、ご苦労、そして、私たち大人に対する思いなど、沢山の情報交換が出来ました。

 県PTAでは、県教育関係諸団体とのこの様な機会が毎年実施されています。本年度は、「毎年恒例」として行うのみではなく、そこから抽出された様々な思いや、気づきを、しっかりと県PTAの活動指針のような形で残し、毎年積み上げることによって、よりよい神奈川教育への礎になるような、そんな取組も行っていきたいと考えています。

 まずは「先生の悪口を子どもの前で言わない!」「若い先生は、地域、学校、保護者が一体となって育てる!」こんな標語のようなことから始められたらと思っています。

 

「期待される県PTAに」

 前述した、出身母体の相模原で頂いた貴重なご意見は、その後約1年を経過した頃に「市P連に対して期待する」という内容の文章で、単位PTAの広報紙に記載されるという、とても嬉しい結果となって返ってきました。いまでも忘れません。

 期待される県PTAとして、24年度も最後まで駆け抜けます。これからもご支援、アドバイスを頂けますよう、宜しくお願い致します。